呼んでいる胸のどこか奥で

2016年から奇跡講座を学んでいます。デイビッドはDavid Hoffmeister氏で、ワプニック博士はKenneth Wapnick博士てす。MWGEはコース学習者のための映画紹介サイトhttps://mwge.org/ です。

神アレルギー

https://japanshingaheartofgod.hatenablog.com/entry/2021/11/02/162421

あすかさんのブログで、さりいさんの記事が紹介されていた。

自分がコースをはじめたとき、

父は、「神なんて、ありえない。いいか、それが社会の常識だからな。

戦争やら地震やら、神が存在するなら、ありえないはずじゃないか!」

と、さりいさんの彼氏と、そっくりそのまま同じことを話していた。

まるで、神アレルギーだった。

自分も子どもの頃は、神とかキリスト教とか、宗教的なものは、

イヤだった。迷信で、人々を洗脳してるだけじゃないか、と。

科学の方が、目で見て、証拠を確かめやすいし、役に立つ知識、

と思っていた。

今は、むしろ、科学もひとつの宗教で、キリスト教やら仏教のかわりに、

現代は科学という宗教が崇拝されているだけなんだよな、という感じになった。

自分は、霊感とか、神秘体験もほぼなく、

正直、この世を超えたモノに対する不信感、疑念は、まだある。

はなしは微妙にずれるけど、

エヴァンゲリオンでは、やたらに神という言葉が出てきていた。

主人公のシンジが、漫画版のラストで、他者の肉体や分離がない、

完全なワンネスの世界に到達するけど、

「他人がいないのは、たしかに平和だけど、ここは寂しい」

と言って、マトリックス2作目のアーキテクトの部屋で、

ネオがトリニティを選んだのと同じく、

シンジも現世に帰ってきて、アスカというヒロインの女の子と再会する。

神より、好きな女の子を選びたい。

リアルだな。シンジの気持ちは、よくわかる気がする。

エヴァは、

「他人とは地獄だから、現世を消して、他人がいない、

完全なるワンネスの世界を実現する」

という人類補完計画で動いている人たちがいるけど、その動機は、

「死んだ妻に再会したい、愛する人と、永遠に生きたい」だった。

エヴァは戦闘シーンとか、謎だらけの壮大な世界観とか、

いろいろクセが強いシリーズだけど、

結局のところは、「愛する妻に再会したいから」だった。

シンエヴァは、そこが一番良かった。

人間を、ちゃんとリアルに描いてるところ。

父は、宇部市出身の庵野監督が、

昔の宇部の列車内を丁寧に劇中で再現しているのを見て、

「これだよこれ!学生の頃、この列車に毎日乗ってたんだ!」

と言っていた。