呼んでいる胸のどこか奥で

2016年から奇跡講座を学んでいます。デイビッドはDavid Hoffmeister氏で、ワプニック博士はKenneth Wapnick博士てす。MWGEはコース学習者のための映画紹介サイトhttps://mwge.org/ です。

バックステップと、ハウルの動く城

さいころから、怖いこと、特に体をぶつけて戦う系のことからは、

尻込みしていた。ほぼ、バックステップしかしない。

自転車に乗るのも、こけて痛い思いするのが怖くて、

まだ幼い妹のほうが先に乗れるようになった。

水に飛び込んだり、ジェットコースターに乗るのも、

いつも嫌がり、逃げようとしていた。オバケ屋敷も。

水泳は、他人とぶつからないし、プールが好きだったから、

泳ぐのは好きになったけど、

野球やサッカーとかのカラダで戦う輪に入るのは絶対にイヤで、

毎日、静かで安全で、本がある図書室が聖域だった。

知的なことは得意だし、安全だし。

授業中だけ調子に乗ってヒーロー、昼休みは、図書室に退避。

野球とかサッカーのワイルドな男子より、いつも女の子たちと、

ごっこばかりしてた。

そうやっていつも、怖いものからは、逃げていた。

こういうタイプの人間にとっては、

のりこさんが言う、寿命があとわずかだったら、今日何をするかとか、

最高の人生の見つけ方」みたいな映画の、

背中をドンと押すメッセージが、本当に助かる。

きっかけがないと、びびって足が前に出ないから。

あと、なんで、子どもの頃ずっと好きだった女の子が、

好きだったかも少しわかった。

ひとつは勇敢で、物怖じしなかったから。

その堂々さ、覇気が、羨ましかった。

強さ。

ターンエーガンダムの、好きなシーン集を作ろうとしたら、

男のパイロットが、「うおおお!」みたいな感じで、

雄叫びを上げながら、壮絶な覚悟で突っ込むとか、そういうシーンばかりになった。

心に、英気がみなぎって、

前に思い切り突っ込む疾走感、勢い、恐怖なしで猛進する感じ。

失うものがない、躊躇も遠慮もない、

そういうのが、たまらない。カタルシス

臆病で、弱い自分の怖がって縮んだ感じから、一気に解放される爽快感。

これが、欲しかったのかな。

ハウルの動く城の、ソフィーがサリマンに、

勇気を出して、言いたいこと、本音を思い切りぶつけて、

自信なさげに、老いていた顔が、

メキメキと若返って、目がきらめいて、顔が明るくなって、デイビッドみたいに、輝くシーン。

見るたびに、泣きそうになる。本当にいいシーン。

ビルが、ヘレンは、顔が愛と喜びで輝いたり、逆に、暗く沈んだり、

心の状態で、見た目のオーラや雰囲気が激変すると言ってたけど、

まさにそんな感じで、ソフィーの、恐れと自信のなさで縮んでた顔色に、

希望と生気がみなぎって、心がすっかり癒されて、復活する感じ。

あの感じを、ずっと好きだった女の子や、

最高の人生の見つけ方」とか、のりこさんや、

デイビッドや、ディランたちは、思い出させてくれる。

だから、好き。まさにあの感じ。

胸に、希望の光が、もう一度、灯って、ずっと、探してた何かを、

心から求めていたけど、信じても、どうせガッカリするだけだからと、

諦めていた何か、温かくて希望に満ちたものを、

もう一度思い出させてくれる、何か。

もう一度、胸の奥を、優しく温めて、復活させてくれる何か。

https://youtu.be/KZ4N18r_sUk

違うシーンで、しかも英語だけど、ソフィーが、喜びで癒されて、

若返るシーン。この感じ。

ハウルの動く城は、子どもの頃、ワケがわからなかった。

ソフィーと、ハウルの、自信をなくしたり、傷ついたり、恐れて、

凍えて縮んでいた心が、少しずつ、優しく癒されていく映画なんだな。

そういうふうに見たら、やっと良さがわかった。