呼んでいる胸のどこか奥で

2016年から奇跡講座を学んでいます。デイビッドはDavid Hoffmeister氏で、ワプニック博士はKenneth Wapnick博士てす。MWGEはコース学習者のための映画紹介サイトhttps://mwge.org/ です。

孤独に野垂れ死ぬ恐怖

去年にマトリックス4を観に行った時、

下関駅の改札口の近くの通路脇に

お爺さんがリュックを背負って座り込んでいて

警備員みたいな男性2人が職務質問みたいなことをしていた。

それを見た瞬間、

何とも言えない嫌悪感と恐怖を内臓に感じて、

その警備員とお爺さんをこのまま見つめていると

内臓がグワーッと押し潰される恐怖と絶望感に

足元から呑み込まれて溺れてしまいそうに感じて

お爺さんから目を逸らしてその場を通り過ぎた。

未来の自分を見ているような嫌な感じ。

「まともに働きもしない奴にはこういう惨めで辛い未来が待ってるんだ。

ここはそういう世界なんだ」

と言われたみたいな嫌な絶望感みたいな感覚だった。

その数日後だったかにこうすけさんに平安のツールをやってもらって、

そのことについてPDFに書き込んでもらうと

未来の恐怖のC2は「お金もなく頼れる人もなく、

孤独にホームレスになって死ぬ」だったのだけど、

ハッキリ口に出して言葉にして、

文字で書き込んでもらうと

自分でも笑えてきた。

あまりにも深刻な心配をしている自分がひどく滑稽に思えて。

自分が言葉にしたのを淡々と冷静に

こうすけさんがPDFに打ち込むのを見ると、

自分が妄想的になってるのが浮き彫りになったようで

深刻さが消えて笑いに変わった感じだった。

レッスン5の「私は自分が思っている理由で動揺しているのではない」

(中央アート出版奇跡講座ワークブック編より引用)みたいな。

コースでいう「幻想を真理に運ぶ」ってこんな感じかなと思った。

今でもそういう恐怖あるけど。

そう言えばマトリックス1の最後のスミスとの決闘シーンで

スミスに体を乗っ取られるホームレスの男性がいたけど、

ホームレスという状態も

金持ちでいるのも

マトリックスの内側では重大な違いがあるようにしか

感じられないけど

マトリックスの外側からしたら両方とも同じなのかなと思った。

平安のツール準備ツールの

「最高の想定」と「最悪の想定」は実は両方同じコインの

裏表で、

1秒も存在しなかった幻想です。みたいな。

あとその決闘シーンの後、

ネオが通りがかった通行人から携帯電話を奪った時、

通行人の男が

「アレは俺の携帯だ!俺のだ!俺のモノなんだ!」

と怒って叫んでいたシーン。

この世界に自分の所有物があると思い込んでいる

自分みたいに感じた。

本当は何もないのに。