ブラッドピットが演じた主人公に自分を見たと言ったら
おこがましいけども
主人公デイヴィッドが事故で大きく顔を怪我した後、
まさか鏡に写る自分の顔が醜い顔なんじゃないかと
ひどく怖がって恐る恐る鏡を覗き込むシーンは
本当に自分を見ている気分だった。
映像や鏡に写る自分の顔を見て自己嫌悪というか自己醜悪感に
満たされるんじゃないか?という恐怖。
今でもある。
自分が醜く汚いものである感覚。
心理的にも。
オードリーヘップバーンは自分の顔にコンプレックスがあったと
聞いて驚いたことがあったけど
周りから
形が良くても
心の中の自己嫌悪が顔に投影されるのかな。
現実だと思っていた世界がだんだんおかしくなって
違和感とか矛盾がどんどん大きくなっていくシーンでは
独特の怖さ、あのゾッとする感じと
「まさか自分も同じなのか」みたいな感じを覚えた。