呼んでいる胸のどこか奥で

2016年から奇跡講座を学んでいます。デイビッドはDavid Hoffmeister氏で、ワプニック博士はKenneth Wapnick博士てす。MWGEはコース学習者のための映画紹介サイトhttps://mwge.org/ です。

卑小さと尊大さ

先日の勉強会で

「自我は卑小な振りをすることもできるし

尊大さに行くこともできる」

という話があって

父と自分の関係を思い出した。

前から書いているように父は自信過剰で尊大で傲慢なタイプだけど、

祖母によると父はもともと幼い頃は

病弱で気が弱かった時期があり、

剣道やいろいろなスポーツをやったりするうちに

だんだんと男らしくて強く攻撃的な人格に変貌したらしかった。

祖母がしみじみと

「あの子は子どもの頃とは別人。

本当に変わった」と言ったのを聞いて

その時は驚いた。

「傲慢で自信過剰なのが父の性格」なのが

物心ついた時から当たり前だったから

父にかつてそうじゃない時期があったのは意外だった。

祖父は絵に描いたような昭和の親父で、

頑固で怒ると怖い職人タイプで

父は祖父に頭が上がらなかったらしいけど

父が28くらいの時に祖父はある日突然布団の中で臨終していた。

それで父は長男として頼もしく強く優秀である責任を感じたのかもしれない。

ハリー・ポッターでは

ドビーは卑小・無力・無価値の象徴で

ヴォルデモートは尊大さや傲慢の象徴だった。

自分は子どもの頃は無力さや弱さの感覚が強くて

父は逆に強さや尊大さの象徴で

高校の時くらいに尊大さのマスク人格みたいなのが形成されて

無力で無価値な卑小さの人格と

傲慢な人格の両方があるけど、

自分の弱さや卑小さや惨めさから逃げたくて

のりこさんが言っていた映画『ジョーカー』みたいに

強いというか尊大な人格を作る気持ちにのりこさんの言葉が

ドキッときた。

「強くて自信のある俺」みたいな感じ。

父もかつてそうだったのかと思った。