呼んでいる胸のどこか奥で

2016年から奇跡講座を学んでいます。デイビッドはDavid Hoffmeister氏で、ワプニック博士はKenneth Wapnick博士てす。MWGEはコース学習者のための映画紹介サイトhttps://mwge.org/ です。

Mooji 「これらは、あなたではありません」

https://youtu.be/5iIHYeGUa1w

デイビッドの動画を聴きながら寝て、

起きたらムージの声がイヤフォンから聴こえてきた。

「あなたが私のものだと思っているものは、あなたではありません。

私のもの、私の車、私の肉体、私の顔。あなたは、あなたの顔が好きですか?」

と聞いて、思い出した。

何年もずっと引きこもっていると、自分の顔を見ることがない。

自分は何ヶ月も風呂に入らないのも普通だったから、

なおさら自分の顔を全然、鏡で見ない。

すると今年のはじめ、のりこさんとビデオ通話する直前なんかは、

自分の顔がどんな風に見える顔だったか、本当に忘れていた。

正直、1年に数回しか風呂に入らず、

自分の顔すら忘れた状態でコースを学ぶ学習者が自分以外で日本にいたか?という感じだけど、

本当に自分の顔を忘れてた。

ムージみたいに、ヒゲも伸びまくっていた。

で、のりこさんとビデオ通話したり、

Zoomのミーティングに参加すると当然自分の顔が画面に映る。

Zoomのミーティングでは、自分の顔はビデオでは写さず、

フェイスブックの顔写真が映る。

その写真を見ていると、

去年まで自分の顔を何年も忘れた状態で生きてたから、

まるで他人の顔だと感じた。

他の学習者の方の顔と同じように、別の誰かの顔があって、

これは「自分の顔」のはずだけど、他人の顔という感じがする、

不思議な感じだった。

ムージは、「自分の顔が好きですか?」と言ってたけど、

自分の顔写真を見ながら、

「まぁまぁマシな方の顔かな?」みたいに思っていた。他人みたいに。

髪型を変えたり、ヒゲを剃ったりして、

自分の顔のイメージは変わるけど、自分じゃない何かを、

ゲームのキャラみたいに外側からいじって変えてる。

自分の顔は自分である肉体のはずだけど、自分じゃない。

赤ちゃんとか動物が、生まれてはじめて鏡を見たとき、

鏡に映る自分を自分の鏡像だとは理解できず、

「あっ、他人がいる。なんだこいつ。威嚇しよう」みたいになってる動画が、YouTubeにたくさんあるけど、鏡に映る自分はそもそも自分じゃないのか。

でも逆に、鏡に映る自分のイメージをよりカッコよくしたいとか、

周りからカッコよく見られたいとか、

イメージと自動的に同一化する力動も感じた。

ワークブックのどこかでは、肉体に関する心配は、

「自分ではないものになろうとしているから、死を崇拝している」

みたいに書かれた文章があった。

引用は、中央アート出版『奇跡講座ワークブック編』より。