テキストのはじめの奇跡の原理で、
奇跡は時間の全次元に及ぶとあったけど、
手塚治虫の「火の鳥」は、何千年も昔のストーリーと、
逆に未来のストーリーが交互に描かれていた。
「クラウド・アトラス」みたいに。
それぞれのバラバラの場所や時代で、
いろいろな悲劇や恋愛や戦争とかのストーリーが展開して、
キャラクターたちはそれぞれ喜怒哀楽を経験しているけど、
火の鳥だけはそれぞれのストーリーの背後に一貫して存在して、
全ての次元のストーリーを空から俯瞰して、
なおかつキャラクターたちを助けたり、助言したり導いたりしていた。
火の鳥は永遠の生命の象徴だった。
コースも、そこから来たのかもしれない。