師匠のビジョン
数年前、ギブアップの会のTさんのミーティングに参加して、
会が終わって駅に向かう道の途中、夜の東京の車や人が行き交う様を
Tさんが指差して、「この流れ、有様みたいな何かが見える?」
的なニュアンスのことを言ってきて、
これは何かの境地、流れとかビジョン的なものが見えているのか、
と思い、自分には単に人や車が流れているようにしか見えず、
「いや、見えないッス!」と言ったら、
Tさんは「これが見えるようになるんだよ。今は見えなくても。」
という感じのことを言って、その後、
「あなたは奇跡講座の勉強会を探したほうがいいと思うよ。
一緒に学ぶ人たちを見つけたほうがいいよ。」
と言ってくれた。
Tさんにはどういうふうに人混みや車の流れが感じられていたのか、
何が見えていたのか、
今もって分からないけど、https://youtu.be/oTr9IrW2Hbs
この動画の後半でデイビッドが、
映画「ノウイング」について話していたように、
一見ひどく間違った、不完全な悲劇やイヤなことでさえ、
脚本通りに起こるべきように起こっている、という
流れみたいなものだったかもしれない。
光景やイメージの中に問題や欠乏や間違いを探し出して、
「これがダメ。あそこもダメ。なんとか変えなきゃ、
必死に解決しなきゃ」
という粗探しみたいな感じに見るんじゃなくて、
判断なしに見る、という感じ、そういう判断なしに、
完璧さを見るという状態だったのかもしれない。