悪夢から覚める

目が覚めると、自分が寝ている間に家族が自分の部屋にペットボトルやダンボールなどのゴミを運んできていて、不当な扱いを受けたことについて怒りを感じ、よくもやってくれたな！と思った。しかし、これは夢、という認識をしたいという「わずかな意欲」を持った瞬間、ウルトラマンが人間に憑依するみたいに、シュルッと意識がベッドに移動し、目が覚めた。明晰夢を見たり、悪夢から意識的に覚めたりするのは今まで全然できなかったが、今日初めてできた。間違いなく、赦しの実践のおかげだ。ありがたい。デイヴィッドの言っていた知覚の問題とは、原因と結果が逆転して、自分で自分を無力な被害者としての思いこみにはめてしまった状況で、だから、自分の考えは間違っているはずで、そのほうがいいはずだ、という認識を持つわずかな意欲を思いだすことなんだな。今までは、夢に耽溺してしまっていたが、ハッと思い出すことができた。赦しとは、癖をつけることだ、という教えも、より信頼できるようになったと感じる。