指摘が非難に歪曲される
自分の心理的な癖だったり
何か隠したり恐怖とか疑念とか投影に直面せずにいようとしていることを
ハッキリ指摘されるのは後から振り返るとありがたいけど、
その時は相手が自分を「非難している・批判している・咎めている」
みたいに相手の心のイメージが瞬間的に歪曲されて、
恐怖や緊張感を感じる。
たぶん無意識に自己嫌悪とか罪悪感とか後ろめたさがあるから
そういう風に歪曲されるんだろうけど、
相手の指摘を非難や咎めとして解釈することで
「愛のある指摘をありのままに受け止める」のを
なんとか避けていたのかもしれない。
ハッキリした指摘をありのままに受け止めるのは耐えがたいというか
何かウッと内臓に来るものはあるけど、
そもそも耐えがたいからこそ意識の隅っこに追いやって
意識しないようにしたわけで。
それに直面させられると、
やっぱり自動的に相手の指摘を非難に歪曲して逆ギレとか被害者意識とかに
持って行くという防衛に走る力動を自分の中にも感じたし、
他人の中にも何度も見た。
そういえばヘレンも『天国から離れて』の中で
イエスに何度も逆ギレみたいな抵抗をしていた。