呼んでいる胸のどこか奥で

2016年から奇跡講座を学んでいます。デイビッドはDavid Hoffmeister氏で、ワプニック博士はKenneth Wapnick博士てす。MWGEはコース学習者のための映画紹介サイトhttps://mwge.org/ です。

勝手に1人で絶望

彼氏彼女の事情」で、

有馬がある時から雪野に本心を隠し始めて、

雪野を避け始める。

紆余曲折あった後、

雪野は有馬に「一回失敗したからって何よ!

あなたはそうやって勝手に1人で絶望して去るんだわ!」

と言うシーンがあった。

有馬は有馬で、自分の過去や闇の部分を話したら

雪野は引くだろう、自分の荒れた心をぶつけてしまったら

雪野は関係を終わらせたくなるだろう、

自分の過去や闇が雪野にバレるのだけは避けたい、と深刻に思っていた。

 

有馬が勝手に1人で絶望して、

いずれ相手が自分を見限ると信じ込んで雪野を避け始めるのは

まさに自分を見てる気分だった。

自分は見限られるとか捨てられて辛い思いをするはずだという妄想に

すっかり囚われて、

言葉にしたら辛いし痛いし、

伝えたら恐れていることがリアルになると感じてるから言えないし。

全く疑念を差し挟めないくらい妄想に浸り切っても

自分では全く気づけない。

悪夢を見てる時みたいに、

その妄想が岩のように厳然とした現実にしか思えない。

その後雪野と有馬はわかり合うことができたけど、

実際の人間関係では

周りの人間が全員自分をジャッジする敵に見えたり、

相手のイメージが歪曲されると

孤独になって1人で絶望し続けるしかなくなる。

有馬のように疑念と恐怖があるから誰にも話せなくなる。

なんかその自分で自分を欺ける力が想像以上に強くて、

呆気に取られた。