呼んでいる胸のどこか奥で

2016年から奇跡講座を学んでいます。デイビッドはDavid Hoffmeister氏で、ワプニック博士はKenneth Wapnick博士てす。MWGEはコース学習者のための映画紹介サイトhttps://mwge.org/ です。

心を開いたら傷つくという恐怖・奇跡の一瞬

Never forget to laugh』で心に来たところ。

 

ビルがヘレンに「今までのぼくたちは間違っていたと感じるし、

もっといい道があると思う」って言った時、

ビルはどもりながら、

カミカミでうわずった声でドキドキしながらだったっていうところ。

その瞬間にコースは生まれた、

ビルがヘレンに勇気を出して告白した瞬間、

その奇跡の一瞬、既にビルとヘレンの関係は癒されていた、

ってワプニック博士は『天国から離れて』(中央アート出版)に書いてた。

ビルがヘレンに告白する瞬間、

ビルは明らかに緊張してソワソワして、

ドキドキしていたけど、

それはやっぱり、

ヘレンに対して自分の「このお互いを責めて攻撃し合う関係はつらいよ。

苦しいよ。優しく無防備に赦しあって信頼し合える愛しあえる関係にしたいよ!」

って言う本心を、無防備にヘレンに言うのが怖かった。

ヘレンは攻撃的な態度だったし、

「は?あんた何言ってんの?バカ言ってんじゃないよ。」

みたいに拒絶される恐怖がめちゃくちゃにあった。

ヘレンに例の言葉を言ったそばから、

ビルは「なんてセンチメンタルでクサい、

ダサい言葉を言ったんだろう、

恥ずかしい。言わなきゃ良かった。

ヘレンはここぞとばかりに自分を拒絶して傷つけるに違いない」

みたいな恥と恐怖と後悔の気分になったって書いてた。

無防備に心を開いて、

心の傷つきやすいように感じられる部分、

愛とか真心を無防備に開いて伝えるって、

本当に怖いしリスクだけど、ビルは勇気振り絞ってやった。

その奇跡の一瞬が、

その後何十年、ビルが知る由もない無数の奇跡を生んだんだって。

それを読んだ時、

ビルにありがとう、あの一瞬にあんたが心を開いたから、

プライドもリスクも投げ捨てて奇跡を信じたから、

あの一瞬の決意が全てを変えたんだって、

ビルにとっては

恥ずかしい行為だけど

それでもやらなくちゃならないって感じたから、

あれがガイダンスに従う行為だったんだって、思った。

奇跡は心を開く決意をする一瞬なんだって思った。

その決意は、

無駄だったかに見えた。

ビルとヘレンは責めてめちゃくちゃに裁きあったままヘレンは逝ったし、

ビルも挫折感で一杯になってた。

『天国から離れて』でもヘレンとビルは

勇気を出して無防備に心を開きあったけど

結局は最悪の関係に逆戻りした、みたいな描写もあって、

自分はそれ読んだ時怖かった。

心開いて勇気振り絞っても、

ガイダンスに従っても最後は傷つけあって

ヘレンみたいに病気で苦しんで死ぬだけじゃないかって。

でも無駄じゃなかった。

ビルは最後に、解放されてた。

本物の自由を確かに味わっていた。

ヘレンが死ぬまで赦し合えなくても無駄じゃなかった。

のりこさんが言いたかったのはこれだったのかもって。

怖いけど、痛いし恥だけど無駄かもとか思うけど

心を開く決意の一瞬なんだって思った。

それが感じられたのが良かった。

心を開くなら、決意があるなら

どんなに小さくても無駄な一歩はないって。

それが奇跡志向なんだって思った。