オレの牙城

https://note.com/phonio/n/n29aca71ef913

けんたさんの記事で思い出した。

日本初プロゲーマーのウメハラ氏が、

数年前にTwitchで仲間のプロゲーマーと部屋に集まって配信していた時、

なぜかみんなでお酒を飲み出して、

酔っ払ったウメハラ氏が

「どうだオレのこの牙城！

オレが築き上げたこの城を誰が崩せるんだ！」

みたいなことを突然言い出した。

酔っ払って普段は見えない本音を話すウメハラたちに

コメント欄は大盛り上がりだった。

その後でマネージャーの女性からウメハラは怒られたらしいけど。

ウメハラは格闘ゲーマーの世界ではプロの先駆けだから

レジェンド扱いで、実質1番の人望や尊敬があり、

当時スポンサー契約も複数あった。

ウメハラは若い頃は介護士で、

紆余曲折あって一念発起してプロゲーマーになって相当な結果を

残したのだけど、

1年目の練習量は一日最大16時間とかとにかく気合と努力がすごくて

プロゲーマーという職業を日本で開拓したような人だったから、

いわばウメハラはプロゲーマーという職業を日本で築き上げた選手。

だからウメハラのこの言葉を聞いた時、

「そりゃこんな気分は普段は言えないけどあるよな」

と思った。

インセプションの社長の息子が

「自分の努力で切り開いて何かを達成しろ」

みたいなアイディアを吹き込まれるシーンがあったけど、

まさにそんな感じで、

今や子どもたちが憧れるプロゲーマーという

新しい職業を日本で最初に築き上げたような人。

なんかウメハラの記事になったけど、

心に残ってたからなんか書きたかった。

あと、けんたさんが書いていた

「自分を確立することに夢中で周りが見えない」のは

普段は父に愚かさとか醜さを感じる。

自分のスゴさ・自分の特別な優秀さ・自分の過去の栄光を

なんとか証明して認めてほしい気持ちに無我夢中になっていて、

それしか見えないからそれ以外のことはまるで見えない。

ちょうどゲームに夢中の子どものように。

自分もあるけど。