小学生の頃見ていたちびまる子ちゃん、
キャラクターの性格が妙にリアルで
何人かのキャラクターに嫌悪感や痛々しさを感じていた。
藤木くんが出てくる時が
かなり不快で嫌な瞬間だった。
藤木くんは臆病でハッキリ気持ちを言えない。
いつもビクビクと怯えている。
他人の顔色を伺ってばかりで、
しかも微妙に自己保身したがるというかずるく、陰湿。
極端に悪いことはしないしある意味大人しく見えるけど、
まさに小学生の頃の自分そのもので、
自分の弱さ・卑小さを戯画化されているような感じだった。
授業中だけは張り切っていたから
ハリポタのハーマイオニーみたいにやたら目立ちたがる丸尾くんにも
痛々しさがあった。
サッカー部の
大野くんという勇敢で強くカッコいい男の子がいたけど、
まさに自分と逆の理想を見せられるような感じで
劣等感だった。
その時、クラスにサッカーが得意で
見た目も性格もカッコいいタイプの男の子がいて、
しかもその子が好きな女の子と幼馴染だったから、
それの劣等感もあった。
藤木くんだけじゃなくて、
気が弱くて陰湿な感じがするキャラクターは
男であれば誰でも嫌悪感を感じる。
実際の人間でも、
臆病さを感じる人には嫌悪感がある。
何か微妙に陰湿というかズルいというか。
自分だけ安全地帯にいようとする感じ。
まさに自己嫌悪なんだけど。