呼んでいる胸のどこか奥で

2016年から奇跡講座を学んでいます。デイビッドはDavid Hoffmeister氏で、ワプニック博士はKenneth Wapnick博士てす。MWGEはコース学習者のための映画紹介サイトhttps://mwge.org/ です。

ビルと "偶然"の重なり

キャロル・ハウさん著の『Never forget to laugh』に、

コースの書き取りが始まってから終わった後も、

ビルが何人もの実績ある霊能者に会いに行ったエピソードがいくつも書いてあった。

ビルは本当に頭が良くて、ガチガチにアカデミックな心理学の世界、

霊とかインスピレーションとかには無縁な

世界に長年どっぷり浸かっていたから、

ビルにとっては新しい世界に足を踏み入れるような感じだったのかな。

当時、霊能者界でも最高峰だったアイリーン・ギャレットにビルが

"偶然"運良く会って話すチャンスを持ったり、

チャネリングされた霊から人生に関してアドバイスをもらったり、

ヘレンと一緒にチャネリングの講演会を見に行って感動したり、

ビル自身が具体的なガイダンスを感じとって従う経験が増えていたり、

ヘレンの死後、イタコみたいな霊能者の女性を通してヘレンと会話したり、

ニューヨークのど真ん中でCIAに雇われるほど輝かしいキャリアと共に活躍していた

ビルがヘレンとの協力をきっかけに、

どんどん霊の世界に傾いていく感じが面白かった。

ビルが「コースの教えに従って実際に生きている先輩が欲しい」と祈ると、

しばらく後にインドからマザーテレサがビルとヘレンの職場に会いに来たり、

一見「偶然」に思えるけど後から見れば偶然じゃない出会いや出来事が

たくさん重なって、ビルの人生が心理学者としての

キャリアの追求からコースの実践や聖霊との関係、

心を癒すという目的にだんだんと変わっていって、

最後はガイダンスを感じてカリフォルニアに引っ越して、

ジュディやキャロルたちコースの仲間やほかの学習者たちと

家族のように親密に過ごしながら赦しの実践をして、

内向的だった性格がだんだん解放的になり、

過去からも解放されて本当に幸せになっていった、

という流れは見ていて幸せな気分になった。

ビルがニューヨークでの生活を離れてカリフォルニアに引っ越すときのお金も、

ガイダンスを感じるままに株を買ったらちょうど必要な資金が1日で手に入ったり、

ビルが大好きだったオペラを見に行ったらチケットが売り切れでも

不思議と偶然が重なって、なぜか必ず

毎回良い席のチケットがとれたり、

お金のやりくりとか生活感がまるでなかったビルの代わりに、

周りの人達がビルの面倒を見ていたり、

デイビッドがよく言うように、まさに

聖霊に全てを面倒見られて、

必要なものは与えられながらガイダンスに従って生きて、

最後は本当に幸せになった」という感じだった。

『天国から離れて』では、ビルとヘレンはお互いを赦せず、

ひどく不幸な雰囲気で2人の関係が終わったという感じだったから、

ビルが最後には幸せな人生を送ったのが見れてよかった。

ヘレンがビルを赦せなかったのも、

ジュディが「ママ、ビルにもうちょっと優しくできないの?」とヘレンに聞くと、

ヘレンが怒りながら「わたしはビルが求めれば、

仕事も家庭も全て捨ててビルにどこまでもついて行きたかったのに、

ビルがわたしを求めてくれなかったのよ」

と言っていたらしくて、

本当はヘレンがビルを好きだったからこそ、

同性愛だったビルが赦せなかったという感じに見えて、

なんか安心したというか暖かい気持ちになった。