恐怖
最近朝目覚めると、
恐怖、嫌な感じを感じる。
この安全ではない生活、社会で、
なんとか正解の選択肢を見つけて、
なんとかうまくやらなきゃ、
みたいな感じなのか。
リラックスしてたら、何もできないでダラーで終わるから、
何とか、恐怖を動機に頑張らなきゃ、みたいな感じなのか。
実際には、何か興味を持つことを見始めるから、
何もしないということにはならないけど。
目覚めた瞬間はリラックスなんか、全然できない。
何かの苦しみや動揺や失敗を恐れる気持ちなのか。
生きているだけで重荷というか、災難、損、みたいな気分になる。
その後、気分は多少マシになる。
そういえば大学の入学式の日も、
同じ恐怖だった。
うまく具体的に表現できないけど、
とにかく、頑張らなきゃ、
意志の力で無理矢理にでも卒業まで頑張らなきゃ、
という気持ちでいて、底流に恐怖があった。
で、壁に「必死」と大きな文字を書いた紙を貼って、
友達から「受験生か」と言われるほど頑張ったけど、
ほぼ常に恐怖がモチベーションだった。
ある程度、意欲や興味があったのは英語の授業だけ。
授業に出るのも、頑張って出はするけど、
無理矢理やってるから、ストレスがすごい。
最後は強い頭痛やら病気で、とてもじゃないけど続行不可に。
デイビッドが経済崩壊して治安も良くなかった南米に行ったとき、
現地の女性に、
「こんな不安定なひどい状況で、コースの実践なんかできるんですか?」
と聞かれて、デイビッドは、
「こんな状況こそ、コースの実践にピッタリです。なぜなら、
状況が既に個人の手に負えない(unmanageable)と感じられるから。」
と言ったらしいけど、
さすがデイビッドは逆境をものともしないな、と思った。
自分が大学辞めるときも、まさに、もはやUnmanageableで、
これ以上、努力や頑張りをしても病気が悪化するだけ、になっていた。
ビルとヘレンも、もう辛くて手に負えない、という状況になったのが
変化のきっかけだった。
母は、「死ぬ気持ちでやってもダメ?
これ失敗したら死ぬ、っていう気持ちでもダメ?」
と言った。
大学辞めたら「息子の人生はダメな人生になってしまう」みたいな感じ。
自分でも、結局は同じことをある程度信じてたか。
たしかに、大学辞めたら死刑、とかいう状況だったら卒業するまで
恐怖を動機に頑張れたかもしれないけど、
それはもはや異常というか狂気でしかないのでは。
父のような「質実剛健、頑健で器用で頼りになり、気が強く、
仕事でいざこざがあっても病気でも決して休まないような人」
からしたら、自分は甘えてるだけの気が弱いつまらん人間でしかない。
教師の世界では、
心労や過労から休職する人が多いのが問題になり、
クレームを言う保護者の対応や大変な仕事をワンオペから
チームワーク制に変える流れになってきたらしい。