ジョジョ7部とジーザス
デイビッドが動画で、イエスの十字架刑について話していたとき、
高校の頃、同級生たちがコースの学習に役立つ漫画とかアニメとか映画
ばかりを突然紹介してくれるという不思議な現象があったけど、
その中のひとつが、『ジョジョの奇妙な冒険』だった。
初めてジョジョ3部の表紙絵を見たとき、
「こんな変な、露骨に奇をてらった絵で強引に目立とうとしてる漫画、
読みたくない」
と抵抗感を感じて読まずにいたけど、同級生に勧められて読んで見たら、
面白かった。
自分はキリスト教の背景はほとんどなく、聖書も全然知らなかったので、
高校くらいで初めて知った。
それまでジーザスは、外人が映画とかでDam it とかshitみたいに使う、
困ったときに、oh my godの代わりに言う単なる言葉だと思ってた。
ジョジョ7部は、
イエスの「聖なる遺体」に宿る奇跡の癒しや贖罪の力を求めて、
主人公たちが馬で20世紀初頭のアメリカを旅するという物語で、
それまで自分はイエスの映画とか聖書はほぼ見たことなかったから、
イエスの十字架刑とかの物語をジョジョ7部で見たのが印象的だった。
ジョジョの作者の荒木さんは、
wikiによると高校がキリスト系だったらしい。
ジョジョ7部の中で、イエスの十字架刑の物語が簡潔に漫画で描写されるという部分があり、そこで、ナレーションで、
「イエスは2000年前の人々に『新しい考え方』を伝えたが、
当時の人々はその新しい考えを受け入れることはできなかったので、
人々はイエスを十字架刑にした」という趣旨の文があった。
自分にとってはコースを始める三年前に、ジョジョ7部の漫画の中で、
イエスが姿を現してくれた。
主人公の青年の背後にイエスの霊が現れて、
主人公に意味深な助言をしたり、
イエスはまだ霊として確かに存在している、
というジョジョの若干不気味な演出も、印象的だった。
ジョジョのイエスは、いかにも十字架のイエスという宗教的なイメージだけど。