デイビッドが「Now you see me」の映画リトリートで、
「今まで経験したあらゆる全てのことについて、自分は間違っていた」
ということを認める意欲を持つのが大切なんだ、と言っていた。
『Now you see me 2』では、
主人公ディランが子どもの頃、
手品の事故で亡くなった父親の仇であるサディアスがディランに、
「おまえは30年間ずっと、
わたしが父親の仇だと信じてわたしを憎み、復讐しようとしてきた。
しかし、もしそれが真実じゃなかったら?
もしそれがおまえの思い込みだったら?」
と問いかけるシーンが心に残った。
ディランは、
「そんなはずはない!オレは絶対に間違ってない、正しいんだ!
オレを騙そうったって、そうはいかないからな!」
と猛烈に怒って脅したけど、サディアスは落ち着いていた。
30年間、思い込みにとらわれている主人公。
太平洋戦争が終わっても、東南アジアの島に、
戦争はまだ続いていると思い込んで何十年間も隠れ住んだ人がいたのを思い出した。
何十年間、これが真実だと思い込んでいても、
実際は真実じゃないかもしれないっていうことか。