呼んでいる胸のどこか奥で

2016年から奇跡講座を学んでいます。デイビッドはDavid Hoffmeister氏で、ワプニック博士はKenneth Wapnick博士てす。MWGEはコース学習者のための映画紹介サイトhttps://mwge.org/ です。

超オススメ映画『最高の人生の見つけ方』日本リメイク版

朝から、『モリーとの火曜日』を読んで、しみじみと感じ入っていた。

のりこさんが言っていたように、もし寿命が少ししかなかったら、

躊躇や遠慮をしている場合じゃない。

散髪に行って、帰ってきて、小学校に久しぶりに散歩に行って、

たぶん15年ぶりくらいに、懐かしさを感じながら、

鉄棒とかブランコに触った。

鉄棒に手を掛けて、逆上がりしようとしたけど、

今やったら、筋肉がつるか、と思い、やめた。

家に帰ると、母が、『最高の人生の見つけ方』を見ていた。

アマゾンか何かで、無料で見れたらしい。

ガンが見つかって余命がない2人の女性が、旅をして、

本音をぶつけあってケンカしたり、泣いたり笑ったりする。

天海祐希が演じるマコというやり手の社長の女性が、

鉄棒で逆上がりするシーンがあった。

完璧なタイミングだった。

吉永小百合は、若い頃から、家族や姑のために、

気を遣って、遠慮して生きてきて、

People pleasingで生きてきたから、いざ、自分の死期を前にしても、

やりたいことが見つからない、サチという遠慮がちな主婦の役。

サチの家族が、自分の家とそっくり同じ家族状況。

夫が、テレビを見ながら、餃子やら、スポーツばかり気にしている。

あまりにも発言や態度がオヤジとかぶり過ぎてて、大爆笑した。

娘は、都会で忙しく働いている。

息子は、引きこもっている。

デイビッドが、この動画https://youtu.be/kxCN37O9HNMで、

「自分がいて支えなければ、この家族や職場は回らないから、

自分が頑張らないとダメなんだ、と思い込んで、働いていると、

ストレス、義務感、被害者感、奴隷感がたまって、怒りがたまる。」

と言っていた。

まさに、サチは善人マスクで、良き母を演じていた。

息子は息子で、こんな父や母を見て、この世界には希望なんかない、

どうせ、嫌な思いするだけ、社会の奴隷になるだけなんだ、

と思ってたんじゃないか。

息子役は、最後まで全く喋らずだったから、唯一、本音が見えなかった。

代わりに、自分が、両親や高校の教師に対して本音をぶつけるなら、

「おまえらは、社会のはみ出し者になるのが怖くて、

周りから、見下されたり、白い目で見られたり、糾弾されるのが怖くて、

新しい生き方や、未知の可能性を探ることをせずに、

社会で承認される役割をマスクにして、

未来が保証されてる安全な公務員という立場で、

何十年も奴隷として生きてきたくせに、

オレに偉そうに指図するんじゃねえっ。

若い世代に、昭和の奴隷のルール、価値観、

窮屈な生き方を、押し付けるな。

オレは、自由になってやる。自由に生きて見せる。

そりゃ、未知への怖さもあるけど」

だった。

あと、JACIMフォーラムで、

JACIMのウェブのデザイン関係などに協力していたらしい、

たぶん50歳くらいの女性が、

飼い猫が死んだという趣旨の文章をフォーラムに書いて、

しばらくして連絡がつかなくなり、

そのしばらく後に、

自宅で突然死していたのが警察に電話したらわかった、

本人にとって、いい旅立ち方だったと思う、と、

澤井さんが話していたのを思いだした。

肉体が若いとはいえ、おれもいつ死んでも、おかしくはないんだよな。

サチの娘が、「わたしが姉だから、女だからって、

お母さんが死んだ後の、家族の世話をわたしに頼むの?

わたしには、わたしの人生があるの!」

と言っていた。

ジェニーさんが、デイビッドのコミュニティに住みはじめたとき、

デイビッドから、「そこにある、服を持ってきてくれない?」

と言われたとき、

「女性だから、下に見られて、召使いみたいな扱いをされるんだ」

という強い怒りが沸き起こってきたらしいことを思い出した。

あと、引きこもりの息子が最後、スーパーで働いていたシーンを見て、

正直、「おまえには、こういう扱いでじゅうぶんだ。

おまえも、みんなと同じように、奴隷に加わるんだよ」

と言われてる気がした。

なんていうか、

「働かざるもの食うべからず。働かないのは罪。

働くなら、許してやるよ。ほら、働けよ。自分の身分をわきまえろよ」

と言われたような、屈辱感を感じ、またレールに押し込めるのかよ、

カンベンしてくれよ、と思った。

スーパーで働くという絵は、息子役が母の死で成長したという、

わかりやすい演出に過ぎないと、頭ではわかっていても、

反論したくなった。他に可能性が、あるはずじゃないか!と。

女社長のマコは、

「わたしは、父のせいで貧乏で、いじめられてたから、

社会で競争を勝ち抜いて、たくさん稼いで、自分の価値を上げるのに、

ずっと必死だった。自分を捨てた父に、復讐したかった。」

と言っていた。

マコは、資産が200億円あるけど、高い医療を受けても、

ガンの進行は止まらないし、夫が浮気して自分を見捨てるのをお金で

止めることも出来なかった、

金はあの世には持っていけないという言葉の意味を思い知った、

と言っていた。

自分も、小学校から、高校まで、テストや模試の得意科目で、

ほかの子たちを全員負かしたり、

他の子が答えられなかった先生の質問に正確に答えたりして、

自分の特別さ、優越的地位を、確認していた。

自分の特別な価値を確かめて、他者に承認して欲しかった。

無防備に、心を開くのは、怖かった。

無防備になったら、自分だけ、弱いというか、不利な立場になる。

でも、そこにしか、本当の幸せはない。

あと、寿命がわずかしかないなら、無防備になれる気がする。

後先の、自分の立場が不利になるとか心配せずに。