呼んでいる胸のどこか奥で

2016年から奇跡講座を学んでいます。デイビッドはDavid Hoffmeister氏で、ワプニック博士はKenneth Wapnick博士てす。MWGEはコース学習者のための映画紹介サイトhttps://mwge.org/ です。

子どもの頃の恐怖

たしか3歳くらいの頃、

祖母の家の居間の壁の、天井近くの高い位置に、

東南アジアに旅行した友人から祖母がお土産でもらったという、 

魔除け用の、怒った赤い鬼の仮面があった。

小さい頃、これがとにかくリアルに見えて、小さい身長から見ると、

部屋のどこにいても、天から見下ろして

怒りと憎しみに満ちた顔に睨まれてるようで、迫力があり、

めちゃくちゃに怖く、部屋のドアに入る瞬間にすぐ鬼の顔を見上げて、

泣き出して逃げだそうとしていた。

ワークブックのどこかにあった、

あなたが見ている、火を吹いて唇から血が滴る恐ろしい神は、

単なる石像に過ぎない、という教えの、まさにそんな感じだった。

今はもう祖母が捨ててしまったけど、後から見れば、

単なるお面、偶像というか、おもちゃでしかない。

心の内側にあった、攻撃されて怒った神のイメージを投影していたのかな。

周りの大人たちは、笑いながら見ていた。

聖霊もそんな感じで、怯える自分を、朗らかに笑いながら見つめているのかな。

 

L1この場所に見えているものには、何の意味もない。

L2この場所に見えているあらゆるものに、私にとっての意味のすべてを与えたのは、私自身である。

L3この場所に見えているどんなものも、私は理解していない。

L4これらの考えには何の意味もない。それらは、この場所に見えているものと同様である。

L5私は自分が考えているような理由で、動揺しているわけではない。

L6私が動揺しているのは、存在しない何かを見ているからである。

L7私は過去だけを見ている。

L8私の心は過去の考えにとらわれている。

中央アート出版『奇跡講座ワークブック編』より引用