呼んでいる胸のどこか奥で

2016年から奇跡講座を学んでいます。デイビッドはDavid Hoffmeister氏で、ワプニック博士はKenneth Wapnick博士てす。MWGEはコース学習者のための映画紹介サイトhttps://mwge.org/ です。

映画館と駅

映画館のロビーで、レミニセンスの上映時間まで待とうと、椅子に座ろうとすると、

椅子の頭上に、映画の予告を映すモニターがあり、

きんいろモザイク」という萌え系のオタクっぽいアニメが映っていた。

なんかしょうもなさそうだし、キャラクターがかわいいだけだろう、

これの予告が流れてるモニターの下に座るのは嫌だなと思いつつ椅子に座ると、

きんいろモザイクの女の子のキャラクターが、

「日本とイギリスはあなたが思うほど離れてない。日本人もイギリス人も、みんな考えていることは同じだから」

と意外にも鋭いことを言って、まさにその通りだ、と感じた。

あと行きの列車が映画館近くの駅に着いて、降りた乗客たちと駅のホームを歩いたとき、他人同士がお互いのことに興味なく、知りもせず、赤の他人同士という感じでぞろぞろ歩くのを見て、疎外感というか、分離した灰色の世界、という感じで、意識の底流に不安感を感じた。

現代社会にはパンに飢えてる人は少ないけど、孤独で愛に飢えてる人は多いとマザーテレサが言ったけど、まさにそんな感じだった。

帰りの電車で座席に座ってワークブックを見ながら発車を待っていると、

高校生くらいの女の子が、高校生くらいの男の子の手をしっかりと握りながら車両の通路を通って行った。

ああそうか、あの女の子も、愛に帰属した安心感から分離した、バラバラの見知らぬ他人だらけの世界で、疎外感、不安感からなんとか脱出したくて、男の子の手を握っているんだ、安心感と親密感が得られるからなのか、小さな子どもが親の手を握るのと同じかと思った。

のりこさんが言う通り、自分自身の愛を求める声だったのか。