罪悪感
のりこさんに対して、初めてzoomしてもらったとき、罪悪感を感じていた。初対面で、緊張感があるのはわかるけど、どうも、自分がわるい気がした。
何故だかいまいちわからなかったけど、やっと、今わかった。同じような道の大先輩である、心が強いのりこさんなら、
自分の苦しみや葛藤を分かってくれるはず、分かってほしいと、偽りの共感を求めていた。かつて不幸だった人間が、もうひとりの不幸な人間とつながって、わたしたち、同じ不幸を共有しているよね、不完全なかわいそうな存在として、一致しているよね、というレベルの、繋がりを無意識のうちに求めていた。だからのりこさんが、同じひとつの神の子として繋がる、と言ったとき、まだ自分には無理です、自分が不完全で不幸で、欠乏した人間である以外の存在の仕方がわからないし、神の子という、スピリチュアルで宗教的な、キラキラ輝く言葉を話したり、話されるだけでも恥ずかしく、不安になるんです、という動揺を感じた。