呼んでいる胸のどこか奥で

2016年から奇跡講座を学んでいます。デイビッドはDavid Hoffmeister氏で、ワプニック博士はKenneth Wapnick博士てす。MWGEはコース学習者のための映画紹介サイトhttps://mwge.org/ です。

クラウド・アトラス

https://youtu.be/mf3pHNwFSkk

デイヴィッドとフランセスのリトリート動画で、映画クラウド・アトラスについての言及がありました。監督はマトリックスと同じウォシャウスキー兄弟。彼らは日本の漫画や小説やアニメ好きで有名だけど、たしかに、手塚治虫先生の火の鳥に似ている。ラナさんは村上春樹も大好きらしい。

高校の頃、やはり仲の良かった友人が、良い映画を見つけたから一緒に見ようよ、とDVDを持ってきて、見たのがこのクラウド・アトラスだった。

その時は、輪廻転生か、不思議な映画だな、美しいけどなんか悲しい映画だな、くらいにしか思わなかったけど、今思えば、赦しのために、友人が見せてくれた映画だった。その友人は他の人には言えない信仰の秘密を打ち明けてくれたりして、自分がキリストに惹かれるきっかけを作ってくれた。ちょうどその頃、塾の先生が、突然輪廻転生の話を生徒たちの前ではじめて、前世では教師と生徒の役が逆だったかもしれない、というようなことを教えていた。もともと数学が得意な理系の先生だったので驚いたが、その先生は奇跡講座を引用したアイデアや本を塾で教えてくれた。高校に入って1年くらい、将来に希望をまったくもてず、絶望感や恐怖を感じていたところ、友人や塾の先生に、まさに助けてもらった。

そのひとつがこの映画で、フランセスさんがある種のアイデンティティの混乱に陥っていたときにこの映画をデイヴィッドと共に見に行き、感動して泣き崩れたらしい。自分は同性愛者の男性のエピソードを見て、相手に理解してもらえないのは悲しいな、時代や人種が違っても、結局同じようなドラマなんだな、と感じたのを思い出す。火の鳥と同じで、科学が進歩した時代でも、中世でも原始時代でも、ドラマは結局、いつも同じで、ただ役が入れ替わるだけ、そんな印象だった。戦争や死別や自殺で、愛する者たちが分離するドラマを延々と繰り返す、悲しい雰囲気だったけど、最後のシーンで何か救われる感じがあった。クラウド・アトラスは音楽の名前らしい。最後に見たのは何年も前で細かなところは覚えてなかったけど、かなり感情的に揺さぶられる場面が多い。

内容を思い出すために英語の解説動画を見た。https://youtu.be/DPDKJYrCFlI

とても上手にまとまっていて、助かった。日本語の解説は、あまり深いところを解説する動画は見当たらなかった。そのうちLiving Miraclesで解説するかもしれない。